マーケットビュー - グローバルクレジット

Global Credit Bullets | 2026年2月16日(月)

先週発表された米国経済指標は、労働市場が引き続き底堅いという見方を改めて裏付けるものでした。一方で、AI関連分野の一部について投資家がバリュエーションを見直したことにより、テクノロジー株は下押し圧力を受けました。
2026年2月16日

米国 強い雇用、穏やかなインフレ:理想的な組み合わせ

先週発表された米国経済指標は、労働市場が引き続き底堅いとの見方を改めて裏付けました。雇用統計の発表日前には、ハセット氏やナバーロ氏からの発言により、市場は雇用増加への期待を引き下げていましたが、実際の結果は予想を上回り、労働需要が依然として堅調であることを示す指標が継続して確認されました。

同時に、インフレ指標は現在のディスインフレ(インフレ鈍化)トレンドを損なうものではなく、CPI:前年比 2.4%、コアCPI:前年比 2.5%と落ち着いた内容でした。この組み合わせにより、今後数カ月以内に ケビン・ウォーシュ氏が就任する見通しの中、利下げのハードルは比較的低い水準に保たれています。ただし、景気の強さ自体がFOMC内部の懸念材料であり続ける場合、新議長はFOMC内で合意形成するために、説得力のある根拠を示す必要があるかもしれません。

米国 テクノロジー関連株価の調整

今週、投資家がAI関連分野の一部についてバリュエーション(企業価値評価)を見直したことで、テクノロジー株は下押しされる展開となりました。長期間にわたり堅調なパフォーマンスが続き、ポジションが過度に積み上がっていたことに加え、収益化のペース鈍化、設備投資サイクル、AI 代替の長期的影響などへの不安が高まり、ベータの高い銘柄を中心に利益確定売りが広がりました。

この動きは、ファンダメンタルズよりもテクニカル要因による調整色が強かったようで、S&P500は週次で 2% 未満の下落にとどまった一方、一部のAI・テック関連バスケットは20%超下落し、株式市場全体でパフォーマンスのばらつきが拡大しました。こうした環境下で、長期債は良好なパフォーマンスを示し、米30年国債利回りは約15bp低下しました。

作成:Algebris Investments Global Credit Team

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